日々進化していく審美歯科のホワイトニング
どのようにして虫歯はつくられるのでしょうか。虫歯の原因菌といわれているミュータンス菌は砂糖が大好物で、短時間で砂糖を分解して、ネバネバした不溶性グルカンという物質をつくり出します。
このネバネバは歯にこびりつくと同時に、食べ物の残りかすやラクトバチラス菌などほかのさまざまな細菌を抱き込んで、白いノリのようなもの、すなわち歯垢をつくり出します。歯垢のなかで、糖分やでんぷんが分解されて酸が産出され、歯の表面を溶かします。
虫歯の始まりです。これらの菌があるからといって必ず虫歯になるわけではありません。
虫歯が発生するためには4つの大きな重要因子があります。すべて揃ったときにはじめて虫歯が発生するのです。
第1の因子は、歯垢(プラーク)で歯が汚れていること。第2の因子は、歯の質が弱かった、歯の形や歯並びが歯垢のつきやすい状態になっていること。
第3の因子は、細菌の栄養源である糖類(とくに砂糖)を多く含んだ食べ物が常に供給されていること。第4の因子は、第1〜3の因子の状態が長く続くことです。
虫歯を防ぐには、虫歯の原因となるこの4つの重要因子を取り除くことです。人間の体には、自分で体の調子を整えようとする働き、自然治癒力というものがあるということが、最近注目を集めています。
不治の病のようにいわれたがんでさえ、自然治癒力で治ることもあるようです。歯の病気(虫歯)には自然治癒は難しいことは事実です。
ただし、ごく初期のエナメル質の虫歯に関しては、再石灰化という現象が起きていますので、きちんとケアしていれば治ります。最近では、子どものとき、ごく初期の虫歯に金属などのつめ物を入れることは、長い目でみるとかえって歯の寿命を縮めるということがいわれるようになってきました。
以前は、学校の検診で、少しでも虫歯になっていると、治療する必要があるという判断をされましたが、平成7年からCO(虫歯要観察歯)という判別をするようになり、初期の虫歯に関しては、すぐに治療をせずに、指導のうえ観察していくという考え方に変わっています。ごく初期の虫歯は別として、一度できてしまった虫歯は自然に治ることはありません。
虫歯が進めば当然痛くなります。歯の神経が死んで、痛みがなくなったとしても治ったわけではありません。
次の悪い段階に進んだだけです。この状態を放っておけば、歯は抜かなければならなくなってしまいます。
ですから、治療が必要なときは、なるべく早く治療することが重要です。審美歯科治療の面からみても、虫歯があまり進んでからでは治療が難しくなってきます。
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